2001年度は、「コンプロ」と「コンピュータ入門 usw.」などを担当します。ぼくは1970年代からPCを使用していますが、所詮PCはPCに過ぎないので箱の中身に過大な期待を持たず、しかし十分な好奇心を持って完全にコントロールしてやりましょう。
ぼくの担当方針はこれに尽きるので、下記の記事は必要に応じて今年度も参考にして下さい。何かの役に立つ部分もあると思います。また、毎週の講義はメールで予告しますからメールによく注意して下さい。1)「コン~入...」でHTMLの説明もすることになると思いますが、そのために参考図書を追加します。よくできたコマンド文法書です。
千葉 毅『HTMLスーパーリファレンス3.2』ソーテック社
「よくわかる...」とか「すぐ使える...」などと書いてある参考図書は、ほとんどの場合使い物になりません。コマンド文法書を引きながら実際にPCを操作するのが、もっとも実際的な方法です。
2)「PCの概念図」を、このリンクの中に入れておきます。「pdf」ファイルなので、Acrobat Readerを準備した上でご覧下さい。
3)「大学と自宅とでメール・アカウントを使うために必要な知識」をここに(pop3.pdf)掲載しました。特に一年生のためを意識したものですが、上級生も一度ご覧下さい。
4)この場所に、1バイトJIS「アスキー(ASCII)コード表」を掲載してあります。
5)TypeQuick をやるのが馬鹿らしくなった人へ:
たいていの大学には、キーボード練習のための「TypeQuick」というソフトが入っています。「ゲーム感覚で上達しよう」ということらしいです。やりたい人はどうぞお試し下さい。
でも、だれもがゲーム好きじゃないから、これ結構馬鹿らしいところもあるのは事実です。そこで、そのような人のために英国18世紀のロマン派詩人ウイリアム・ブレークの詩を2編、ここに(blake.pdf)として入れておきます。ブレークは画家としても有名な人です。
これを印刷してタイプで何度も打ちましょう。2編とも暗記してしまうくらい、打ちましょう。詩を暗唱することは、英語の語感を身につけるには非常に有益で、タイプ打ちはそれについてくるでしょう。
訳詞は必要なら教室で訳しますが、これほど有名な詩人なので何種類か日本語の詩集がすでにあるはずです。『無心と経験のうた(1794)』から取りました。6)「保存」、「添付ファイル展開」など、ファイル操作をする際の鉄則がすくなくとも3つあります。
(1)「保存」「展開」などをしようとしている「行き先」は、どの「ドライブ」の、どの「ディレクトリ」であるかを明確に意識すること。
(2)必ず自分で「ファイル名」を付けること。
(3)「拡張子」を明確に意識すること。
以上です。無意識でもこれができるように、充分に気を付けて下さい。
(2001/05/24)
今年からPCが変わり、言語も「VB_version6.0」に変わりました。ぼくは先週(4月7日)センターでVB_v6なるものの顔を見ることが出来ました。ずいぶん顔つきが変わったけど、内容もそうかどうかはまだ分かりません。
昔々(10年以上前)は自分でアプリを自作する必要があったのでぼくもそうしましたが、バグを取るのに夏休み中かかった経験があります。以来大学教師の使命に目覚めて(?)か、言語を買わない主義なのでVBに関しては諸君と同じ「未知との遭遇」状態です。
教室で諸君と話しながら早急に把握するので、ぜひよろしくご協力下さいm(_ _)m。下に昨年度までの「大筋」が掲載されています。参考にしてください。掲載してある参考書もこれで間に合うはずです。そこに書いてあるように、別のものを買うときは「なるべくコマンド文法書とコマンドの解説に徹したもの」を選ぶことを強く勧めます。
なお下記は「大筋」で、具体化は状況に応じて毎年変化しています。今年度もその都度メールで次回分とヒントとを事前に送信しますので、メールには十分留意してください。では教室で十分楽しみましょう。
「コンプロは楽しくなければ」がぼくのモットーです。よろしく。 平野秀秋(2000/04/10)連休中に本屋をうろうろしていたら、かつて推薦した参考書のバージョ6.0への改訂版が見つかりました。中身を見たところ、依然としてこれが類書の中でベストだと断言できるので、諸君にひろく推薦します。必要なことはすべて網羅する。不必要なことは一切書かない。このような毅然たる態度が清々しいです。書誌情報は次です。
河西朝雄 『Ver.6.0 Visual Basic 初級プログラミング入門』(上下)技術評論社
「初級」という表現が「プロから見た初級」を意味することは、前作と同様です。
このうち下巻は主として「ActiveX」機能にしぼられています。両方買うに越したことないが、今回も上巻だけでいいのではないかと感じています。上巻 = \2,300です。(2000/05/08)
受講生諸君へ(1998年度)
毎週の内容はメールでその都度全員に送ります。以下は推薦コマンド文法書など、年間共通の情報です。1 参考書について
1)実習室とカフェテリアにはコマンド文法書が若干数備えてありますが、学生諸君の利用状況が芳しくないのとVBプログラムのマニュアル類が高価なのとの両方の理由で部数は控えめにしてあります。これを必要に応じて随時参照して下さい。ただし、これは帯出することができません。
2)自分で持っていると便利な参考書について、ぼくの経験から次のものを推薦します。
河西朝雄『Visual Basic 初級プログラミング入門』(上下)技術評論社 1995
ただし下巻は必要ないです。
「初級....」という名前ですが、これはプロから見た「初級」と思って下さい。
その他VB関係は本屋の店頭に各種並んでいますが、別のものを買うときはなるべく辞書風の、コマンド文法書とコマンドの解説に徹したものを選ぶこと。やさしそうな練習モノは、自分で機械を持っていない場合にはかえってわかりにくいので、気をつけて下さい。語学の初心者ほど本格的な辞書を必要とするのと同じことです。
3)また、ご存じのようにVBにはオンラインヘルプがあります。これを使うのもよい考えですが、どんなコマンドがあるのかを知らない人は、当然ながら何を引いたらよいのかが分からないものです。一度マスターしたコマンドの記述を忘れたときのための早見表です。もっとも、教室でこれを参照することは積極的にやってください。2 前期講義の手順について
連休前に、前期は文字コード系を中心に実習する予定です。
まず連休前に、「ディレクトリ構造」や「16進数」など基本的な説明をします。これらは概論の中で一度は聞いたもののはずですが、完全に理解し必要に応じ使用して下さい。
連休明けの第1回目は、趣味と実益をかねていわゆるhtml(早い話がホームページ記述言語)の簡単なものを書いてみることにより、16進数を背景色で知り、さらにディレクトリ構造を知らないとリンクできないことを体験します。htmlは簡単なインタープリター言語のようなものと考えてよいです。
だから第1回は遊びと思い、リラックスして下さい。
第2回目以降が本番です。
前期は次の手順で「16進viewer」を作ることにします。
その前に、16進viewerなるものは何かを説明します。
実習室には普通に文字を書くノートパッドやワードのようなエディターが備わっていますが、16進エディターはありません。ほとんど使用しないからですが、16進エディターはプログラムの部分パッチをするときなどに使用する重要な道具として存在します。
プログラミング用エディターは普通は16進機能を兼ねているほか、シェアウエアなどとしてネット上に公開されているものもあります。
ここでは16進で書く方は必要ないと思われるので、機能をファイルの内容を読みとるだけに限定します。viewerという所以です。また、表示も1画面に限定します(それ以上凝ると1年かかるので)。
1)ファイルを開くこと
読むにはファイルを開く必要があります。この練習です。マニュアルや参考書なら「open〜」「close〜」文を参照すること。
開くための練習用ファイルを準備します。ファイルを開きます。終了後閉じます。
これだけです。
2)レコードについて
ファイルからデータを読み出すにはレコードというアイデアが必要になります。これを説明します。
説明後、1バイトずつレコードを読み出し、読み出したものを画面表示します。
ここまでは、内容は簡単ですが最も重要なので、十分理解するようにして下さい。
3)表示するに たって、「改行」コードを取り除き別のコードに置き換えます。
16進コード表を配りましたが、これを参照して下さい。「改行」コードは実際には16進「0d」、「0a」という2つのコードから成り立ちます。
これを10進数で表す必要があります。「これ―>」とプログラムに指示してやるには、「chr$()」という関数を使用します。
これを取り除くと、表示は改行のない表示となります。
4)次に、取り出したコードを1バイトずつ16進文字に変換します。
「hex$()」という関数を使用します。画面を、これによる表示に切り替えます。
49 20 68 61 76 65 20 62...
のような表示になります。ここまでできれば、内容はマスターしたことになります。
上記の2つの関数については、教室備え付けのマニュアルでも参考書でもオンラインヘルプ、何でも結構ですからよく読んでおいて下さい。
5)このままではviewer「らしく」ないから、画面の印字制御を工夫して「らしく」します。つぎのように。16進コードと文字とが両方読めるようにするわけです。
49 20 68 61 76 65 20 62... I have b...
ここまででviewerの基本は終わりです。
6)もし前期の時間が足りれば、ドライブ、ディレクトリ、ファイルにかんする「リストボックス」というものを使用して、マウスポイントでファイルが選べるようにします。
1)〜6)は連続しているので、適切なファイル名を使用し(たとえば「view00」「view01」...のように)、その都度同じことを書かなくとも、前の部分に順次付けてしてゆくとviewerが完成するように各自工夫して下さい。3 後期講義の内容について
前期全体の大きなテーマは「文字コード」でしたが、後期全体の大きなテーマは「座標」です。ピクチャー・オブジェクトに「座標」を設定し、さまざまなグラフを描画します。
最初のうちはいわゆる「デカルト座標(x-y座標)」を使用して各種の関数のグラフを描画します。単純ですが工夫すると面白い絵が描けます。この期間に、ピクチャー・オブジェクト上の位置と座標の値との関係を直感的に把握できるように訓練してして下さい。 次に「極座標」を使用して見ます。「極座標」は基本的に「解析座標」と同じことですが、関数のかたちが変化します。「極座標」の方が遙かに容易に描けるグラフも多くあります。
第三にウエーブのようなもの描画するためにの特殊な座標を使用してみます。「デカルト座標」の変形です。さまざまな周期(周波数)や位相のウエーブを合成すると、意外なグラフが出現することがあります。
第四にまた「デカルト座標」を基本とし、通常の代数関数では表せない関数のグラフかを試みます。とくに「フラクタル図形」等を描いてみます。
なお、順序は上記の通りとは限りません。次回についてはその都度メールで予告します。
前期は「16進ビューアー」を作ることだけに専念したので、後期は一転してさまざまなグラフを描画するアルゴリズムを身につけてもらうことにしようと思います。
また、諸君の工夫次第で後期は「芸術点」ありということにします。
さらに、前期は最終目標を定めて各週の積み上げによって目標を達成したのでいわば「持久力」が勝負でしたが、後期は多様なアルゴリズムを応用する問題を取り上げるので、いわば「抽象力」の勝負になります。
例によってファイルの保存などは自己責任でやってもらいますが、後期はその性質上毎回異なったファイル名によって保存することを勧めます。 平野秀秋