印刷・版画の歴史
木版以前 インドの布捺染、中国の臈纈(ろうけち)・夾纈(きょうけち)、日本の摺衣、コプトの木版型染め
7C末 インドの印仏、中国唐の印仏(いんぶつ)
751以前 韓国『無垢浄光大陀羅尼経』(慶州・仏国寺・世界最古)
770 日本『百万塔陀羅尼』(文字のみ)
847 中国印仏の請来
868 板目木版画『金剛般若経扉絵』(大英博・敦煌発掘・絵としては最古のもの)
9C末 中国の摺仏(すりぼとけ)
11C中期 中国の畢昇(ひっしょう)が、粘土を焼いた「泥活字」を作る。
12C 日本で印仏、摺仏が作られる
12C以後 扇面古写経下絵、縁起絵巻下絵、経巻見返し装飾、仏画に手彩色
13C 紙が西欧に伝わる
14C 中国の刻工が寺で和刻本を作り、古刊本(五山本)が盛んに刊行される。
14C末〜 ライン川流域からネーデルランドで木版画が始まる
15C中〜 西欧ではカルタやお守りの聖人像が作られる。
1401 このころから朝鮮半島の活版印刷時代。
1430年代 ライン川上流域の金工家の工房で、銅版画(engraving)が本格的に作りはじめられる。
16C 古刊本の大内版、薩摩版、堺版などが刊行される。西欧で活字出版にともなって木版挿し絵入り本が数多く刊行される
1520年代 ネーデルランドで銅版etchingがおこる
1591 バリニャーノ帰国。キリシタン版活字印刷はじまる。(〜161431種、1点につき1500部)
1592 朝鮮出兵。日本は朝鮮半島から活字と印刷機を導入。ローマ字つづり日本語本『ドチリーナ・キリシタン』国字活字本『どちりいな・きりしたん』
1593 朝鮮銅活字による『古文孝経』(後陽成天皇の勅版)
1595 日本の木活字による『天台四教義集解』『法華玄義序』(民間)
1597 日本の木活字による『錦繍段』『勧学文』(後陽成天皇の勅版)
1599 日本の木活字による『古文孝経』『四書(大学・中庸・論語・孟子)』『日本書紀神代巻』『職原抄』(後陽成天皇の勅版)『標題・句解・孔子家語』(家康の伏見版)
1608 京都で中村長兵衛が『五家正宗賛』(民間の古活字本)を出版。本阿弥光悦(活字文字)、俵屋宗達(料紙の絵)、角倉素庵(プロデュース)の嵯峨本の刊行(〜24)。13点41種(うち3種は木版)『伊勢物語』『徒然草』『観世流謡本』など。嵯峨本において、「料紙装飾」と墨摺の「挿絵」がはじまる。この後、手彩色の「丹緑本」に展開する
1614 中野市兵衛が空海『遍照発揮性霊集』(民間の古活字本)を出版。
1616 日本の銅活字本『群書治要』50巻47冊(駿河版)
1626 このころ、整版へ転換
1679 中国『芥子園画伝』
1682 日本『好色一代男』
1688−1704の元禄年間 挿し絵から一枚絵の成立へ
1688−1716の元禄ー享保年間 丹絵(手彩色)が行われる
17C 西欧の木版画は銅版画にとってかわられる
1716−44の享保ー寛保年間 紅絵が生まれ、淡い赤、小型本化する。同じころ、漆絵が行われる。
1731 日本の絵画史に大きな影響を与えた沈南蘋来日。
1737 このころから中国白話小説の翻訳が盛んとなる。
1744 絵暦と役者絵で、紅摺絵(色摺り版画)はじまる。最初は紅と緑。
1764 このころまでには紅摺絵に藍、黄が加わる。
1765 大小絵暦会で錦絵(完全カラー浮世絵)が完成する。
1775 黄表紙が始まる。
18C 西欧では多色摺りが試みられるが、わずかしか生産できない。
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