春は名のみの寒風も
「美しい国」という言葉で何を想像なさいますか?ぼくは断然「うさぎ追いしかの山、こぶな釣りしかの川...」という東京音楽学校教授、高野辰之の書いた歌です(作曲者:岡野貞一)。『ふるさと』というタイトルのこの歌は、信州の寒村に育った高野が東京に在ってなおも自分の育った故郷を「忘れがたきふるさと」と告白した歌です。同じ作者の『春の小川』も同じ趣旨です。
なぜ故郷の村が「忘れがたい」のでしょう?何故なら、田舎では手付かずの自然が人や動物を包みこんでくれるからです。
ところが「美しい国」が政治キャッチフレーズになって以来、言葉の内容が正反対になりました。「地域再生条例」などが無闇に作られ、やたらに重機械が動きまわり、無粋な人工物が増え、「ふるさと造り」の美名の下に公園から犬を連れた人間たちを閉め出す動きが多くなりました。これは何故でしょう?理由は「地域再生法」です。三位一体改革という前内閣の財政を通じた地域一元化の政治動向の、ツケが続いているからです。この動きの中で大事にされるのは自然ではありません。大事にされるのは金を持った人や会社です。それが納税者である多くの飼い主たちを閉め出しているのです。
政治の話が主題じゃないのでこれで止めますが、人間も犬も自然です。犬や飼い主たちから手付かずの自然を奪うことはやめて貰いたい。またぼくたちの税金を自然でない人工物に変えるのは許せないという声が高くなっています。
今回の写真では、犬たちが本当の自然の中でいかに嬉々として運動するかをご覧いただきたいと思います。場所は例の河の中州です。
中之島に渡ろうとしているチンク。どの犬もこうして振り向き飼い主が来ているかどうか確かめるものです
中州の砂に身をこすりつけて、久しぶりの感触を確かめているチンク
だれも友人がいないのでぼくに「友だちを出して」と要求しているチンク!?
対岸にだれか友人の気配を感じ取ったチンク
やってきたのはパンちゃんとサクラちゃん。中でもパンちゃんは水が大好きな珍しいボーダー・コリー
早速パンちゃんを迎えに行って遊びはじめるチンク
サクラちゃんとも追い駆けっこをはじめるところ
やがて、仲間の中でも水に一番強いソラちゃんも来ました
パンちゃんとソラちゃんとが長い枯れ茎をくわえて面白い引っ張り合いをはじめました
この日はみんなのブルブルが何回もありました。高速回転なのでなかなか止まらないけど、これは止まった方です
これも、まずまず止まった方です
みなで隊伍を組んで、もっと広い中流域に移動するところ
ひとりでショートカットをしはじめたチンク。このような知識はすぐに群に広がり共有されます
広い中流域に到着して清々したソラちゃん。筋トレの成果が出てゴールデンの♀にしてはガッチリした体格と好奇心溢れる顔が特徴
思い思いに駆け回ったり探検したり。島の砂が濡れて冷たく、一周するとほぼ1キロあります
砂に身体を擦りつけながら耳を倒して喜んでいるチンク
快速にものをいわせて砂地を周回中のサクラちゃん
ソラちゃんは熱心に水際の環境調査
パンちゃんはこの日はもっぱら水の中を走り回っていましたし
チンクもこの日は珍しく投げられた木片に飛びついて遊んでました。皆に楽しい一日でした
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